ディープ・ダンジョン〜夕庵〜

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zoom RSS 名古屋の地名・「古井」(千種区千種、今池界隈)

<<   作成日時 : 2006/08/20 20:45   >>

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 千種区内の国道153号線(飯田街道)に、「古井ノ坂」という名前の交差点がある。どうということのない小さな交差点だが、角地にカレー屋があり、通るたびにいい匂いをさせているのが印象的だ。「古井」は「こい」と読む。町名から来る交差点名ではなく、現在付近に「古井」という町名もない。交差点がある場所の住所は「名古屋市千種区千種」である。千種の、1丁目から3丁目にまたがっていそうだ。

画像 「古井」という地名は、交差点からさほど遠くない高牟神社の湧き水から来ているといわれる。名古屋市教育委員会により神社に設置された解説板によると、「昔、このあたりは常世の草香島(とこよのくさかじま)と呼ばれ、あちこちから清泉が湧き出ていたところで、後に井となり、元古井の地名の起こりとなったといわれ、その跡が今も神社の境内に残っている」とある。なるほど、境内の一角からは今も湧き水が流れ出ているが、そのまま飲むのに適しているかどうかは未確認である。わざわざ水を汲みに来る人がいるというから、よっぽど大丈夫であろう。俗に「こいの水だから」という訳で恋愛成就のご利益があるなどと言われることもあるようだが、それこそまさに俗信というものであり都市伝説のようなものなのだそうだ。

 実を言うと高牟神社へは「東海大人のウォーカー」を見て出かけたのだけれど、それによると、神社あたりから湧き出す水と、今はなきサッポロビール名古屋工場(現イオン千種ショッピングセンター)でくみ上げていた水は地下水脈でつながっていたのではないかという。千種周辺がそれほど水豊かな土地だったとは、現在ではとても想像できない。

 余談だが、古井ノ坂から高牟神社へ最短距離で移動しようとすると、以前取り上げた今池中学校の目の前を通る事になる。すなはち馬池の横を通る形になるわけだが、馬池はもともと湧水をためて造った池だったのだろうか。現在の今池中学界隈には川のようなものはなく、暗渠があるという話も聞かない。当て推量でしかないのだけれど。

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