先週末に島根、山口、広島とめぐる旅をしてきた。立ち寄り先は石見銀山で龍源寺間歩と山吹城、津和野で津和野城、広島で佐東銀山城を見て回るなど、やってることはいつもとさほど変わりばえはしなかったのだが、今回は夏の城めぐりが思いのほかこたえた。夏バテで体力が落ち気味だったにもかかわらず体重を絞りきれなかったのと、身内に不幸があったためやや意気消沈気味だったのとでパワーがなかったのもあるが、予想に反して人の少ない山城ばかりだったので大量の虫にたかられて辟易させられ、そのことも疲労感を招いた気がする。以下、例によって城の寸評。■山吹城 2007年に世界遺産に登録された石見銀山を支配するため、周防・長門を本拠とする大名大内氏によって築かれた山城の一つ。城跡からは、現在唯一公開されている坑道・龍源寺間歩も近いが、城跡の方は間歩を目指すたくさんの観光客からはほとんど見向きもされない。 現地では、石見銀山が世界遺産に登録されたのは、「自然と人間が調和し合いながら開発が行われた点が評価され云々」という説明をあちこちで見かけたが、なるほど、それが「世界遺産・石見銀山」のアイデンティティならば、山吹城は世界遺産を形成する遺跡の一部とは言えず、その存在にさしたる意味はないと言うことになるが、だからと言ってあのないがしろにされっぷりは厳しい。 ■津和野城 山陰の小京都として名高い観光都市津和野。その津和野を見下ろす位置にある山城が津和野城だ。まるで津和野支配のために築かれた城のように思われるのだけれど、城の歴史は城下町津和野の歴史よりも昔にさかのぼり、古くは城の大手道は現在の津和野の町とは反対側につけられていたのだそうだ。展望も良いし、リフトで山頂まで登れるので、城マニアに限らずそれなりに客も多そうなのだが、実際にはそうでもなかった。急な夕立にたたられたせいなのかもしれない。それにしてもあれだけのインフラを整備しておいて客足もまばらと言うのでは、観光リフトの営業が立ち行かなくなるのではないかと心配である。 もちろん自分の足で登ることもできるが、いずれの登り口も地味で目立たない。 ■佐東銀山城 お城スコープ参照。 今回、必要に迫られてSLやまぐちというのに乗った。津和野から山陽道まで出るにはそうするしかなかったのだが、本当に蒸気機関で客車を引っ張っていたのか(当然?)、その移動速度の遅いこと遅いこと。津和野駅から新山口駅まで2時間かかるというので相当距離があるのかと思っていたが、結局は乗っている列車の歩みが遅かっただけなのではあるまいか。そもそも津和野から山口方面への接続が悪いのは、こんな遅い列車が軌道上を占拠しているせいなのではないかと疑心暗鬼に陥ってみたり。 宿は、いつもの広島泊まりと同じように、薬研堀のサウナ・グランドサウナ広島だった。全裸で外階段(目隠し付)を上る体験ができることでおなじみのサウナだ。盛り場のど真ん中にあるサウナなので、うまいお好み焼き屋の情報を求めて、大都市の盛り場ならどこにでもある「無料案内所」を利用してみた。本来は風俗店や、飲食店といっても飲み屋の情報を扱う店舗なのでお好み焼き店に関してはさほど有用な情報を得ることはできなかった。ただ、かねてからの疑問に対する一つの答えが得られたのは収穫か。何でも、薬研堀周辺でよく見かける「ソープヘルス」とは、ソープかヘルスかで言えばヘルスらしい。 それはさておき、そろそろ次なる旅の準備に移らねば。 |
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