ディープ・ダンジョン〜夕庵〜

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help リーダーに追加 RSS ジュンちゃんに誘われ

<<   作成日時 : 2008/11/04 23:00   >>

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 シャチのジュンちゃんは、名古屋の環境問題をつかさどるシャチキャラだ。拙ブログへの初登場は「逆襲のシャチ」の回のはずだが、日常生活への密着度の差もあって、総登場回数では運輸交通シャチであるところのハッチーの後塵を拝していると思われる。最近、そのジュンちゃんを目にする機会が俄かに増えてきた。10月4日から、名古屋市の東部7区でスーパーのレジ袋が有料化され、また来年4月4日から残りの8区も有料化されるのを受け、マイバッグを持参するようジュンちゃんが市民の啓蒙に当たっているのである。

 レジ袋有料化の究極的な目標は、ゴミの削減だと思われる。名古屋市としては、現在名古屋市内で使われている年間10億枚7000トンのレジ袋を60%削減する計画のようだが、果たしてレジ袋を有料化し、マイバッグの持参を呼びかけるだけで目標が達成されるかとなると、少々心もとない。と言うのも、これまでのライフスタイルの中で、スーパーでの買い物によって得られるレジ袋を、家庭のゴミ箱に被せるゴミ袋として利用して来た人は多いと思われるが、レジ袋の有料化という部分だけ先行してしまって肝心の到達点が影に隠れてしまっているかのような現状では、スーパーからのレジ袋の供給が止まることで、今度はゴミ袋の購入に走る人が相当数いるのではないかと考えられるからだ。

 これに限らず環境問題に関しては、「とりあえず行動を始める」が錦の御旗と化している感がある。環境保護のお題目そのものに反対する人は多くないだろうが、昨今のエコロジーブームには、方法論の部分に疑義を唱えることさえ認められないような、そういう息苦しさがある。

 例えば、少し前に流行った割り箸廃止・マイ箸持参の運動だが、あれだって純粋に環境に好影響を与えるだけのものと言えるかどうかは怪しい。確かに割り箸を作るために外国の多くの森林が伐採されている現状はあるが、一方で割り箸は日本国内の間伐材の再利用手段としても有用なのだ。割り箸が売れなくなれば、それだけ間伐材再生品の売り上げが落ちる。再生品の売り上げは間伐作業をはじめ、森林の維持費に回されるが、それが不足するとなれば森林の管理にも支障を来たすようになり、国内の山林が荒廃していく可能性だってある。あくまで一つの可能性の話ではあるが、一見環境保護のために効果的と思われる方策を採用したとしても、それが思わぬ形で環境を傷める可能性もあるということだ。

 似たような話としては古紙回収の事例もあると聞く。もともと古紙回収業はビジネスモデルとして成立していたはずだったのに、自治体などが古紙の改修に本格的に乗り出し、古紙の回収量が飛躍的に増大したことで価格が暴落、結果古紙の回収・再利用を商売として成り立たせるのが困難な状況が生まれ、体力のない零細企業が次々と倒産して、現在古紙業界は危機的な状況にあるのだそうだ。

 いろいろアクションを起こすのは良いのだが、そうすることが現実にどういう結果を引き起こす可能性があるか、またこれまで行ってきた環境保護活動がどのような結果を招いたか、ここらでちょっと立ち止まって考えても良いのではないかという気がする。そもそも、昨今の環境保護運動の動機付けとなっている地球温暖化は、人間の活動の結果として発生した問題ではなく、地球や太陽の天体活動の結果として生じているものだという説もあるほどだし。

 と、何だかんだと最近の風潮に味噌をつけるようなことを書いて来た根底には、レジ袋がデフォルト的にもらえなくなったことを不便に思う気持ちがあるのは否めない。

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