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zoom RSS 山登ってみよう【宇連山周回コース・前編】

<<   作成日時 : 2017/06/04 21:40   >>

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画像 焼岳、白山と、海の日に絡む三連休に高山を目指すことがある。そして今年の海の日枠の山は、蝶ヶ岳に決めた。夏の大目標は槍である。昨年の北岳のようなことがないよう、槍を見据えて北アルプスの地に布石を打つ。ただし、日帰りこそ可能ながら、蝶も長丁場の山だ。そこで、準備のための準備として、近めの低山でいろいろ練習することにした、まず白羽を立てたのがかつて苦戦を強いられた奥三河の山・宇連山。普通に登るだけだとあまり意味がないので、南尾根→西尾根→山頂→北尾根→東尾根と、県民の森を取り巻く稜線を周回する。

画像 前日のうちに青空フリーパスを入手。券売機で買えていたころはこんな手間もなかったのだが、それは言っても詮無き事。細工は流々でまず豊橋を目指す。名鉄のほうが安くで移動効率も良いのだけれど、乗り放題切符があるので全線JRを選択。そこから飯田線で三河槙原まで移動。早朝の時間帯ならそうでもないだろうが、対抗列車との行き違い待ちが多く、1時間半ほどがかかる。駅に降り立ったのが9:38、県民の森まではさらに10分余りがかかり、南尾根へのとりつきとなるBキャンプ場にたどり着いたのが9:52。ここが実質的なスタートとなる。

画像 今日後半のコースの詳細な様子はわからないが、少なくとも宇連山頂まで歩く前半コースは、過去に二度ほど歩いたことがある。キャンプ場から一気に200mほど高度を上げ、その後は稜線歩き特有のアップダウンを繰り返しながら、なお少しずつ高度を稼ぎ、宇連山の主稜にとりついた後、一気に300mほど登る感じである。つまり、序盤でいきなり結構な登りがあることになる。急な斜面をジグザグに折り返しながら行くこと20分ほど。「ああ宇連山を目指しているんだなあ」と言う感じの、特徴的な南尾根の稜線に出る。生い茂る緑の中を縫って、岩稜が続く、あまり三河の山らしくない景観だ。気温が高いのもあるが、白い岩からの照り返しもあるせいか、体感温度はかなり高い。熱中症の心配をするにはまだ早い時間帯だけれど、なんだか足腰の萎える感じがする。今日の山行、もしかすると体調面がネックになるかもしれない。昨日病院で血を抜かれたせいで酸素運搬能力が落ちている?なら高山病みたいでちょうど良いではないか。そう考えることにした。

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画像 岩の道を登って、降りる。前に登った時の感じだと、こういう道が1時間以上続くはずだ。終盤こそ森の中の道だけれど、強い日差しに「低山には厳しい季節に片足を突っ込みつつあるのだなあ」と思う。道自体は展望も得られていい感じなのだけれど、楽しいだけではない。それにアブが多い。以前、滋賀の武奈ヶ岳に登った時に、何かの虫に刺された苦い記憶がよみがえる。というか、後に得た情報によると、私が歩いたその道にスズメバチの巣があったとかで、被害者が何人か発生したためにコースを封鎖したとかしないとかの話があったのだけれど、もし私を刺したのがスズメバチだったとすると、もう一度刺された場合に結構危機的な状態になる可能性がある。あとは用心のため、アレルギー検査を受けるくらいしかないのだが、いまだにその検査は受けていない。ハチが出てくると厄介だと考えていたら、出た。しかもでかい。オオスズメバチだ。幸い集団で出たわけではないので、少し距離を置いて様子を見る。まずないだろうが、このまま道をずっとあけてくれないと困る。相手の出方を注視する。しばらく待ち、道沿いの鎖にに止まっていたハチが場を離れた隙に、駆け抜けた。脱兎の如く走る。奴さんが本当に外敵を追撃しようとした場合、走って逃げ切れるとも思えないが、まだ攻撃モードには入っていないと思われるので、とりあえず距離を置く。山道を100mほど走ったところで、もういいだろうと思い足を止めた。岩場の坂道を駆け上ることになったので、さすがに息が切れた。

画像 道は相変わらずアップダウンを繰り返す。手にした高度を手放す、ある意味悲しい道のりが続く。以前歩いた時、この道の上から目指す宇連山の山頂が遠いのを見てげんなりした記憶があるが、今にしてみれば、記憶の中にある遠い宇連山の像は、言うほどに遠くはないのだろうなと言う実感がある。ただ何となく、もう一度あの風景を眺めていたい。そんな思いを胸に歩いていたのだけれど、気が付けば道は、展望のない森の中に入っていた。奥三河名山八選が健在だったころに立てられた道しるべには国体尾根分岐とあり、すでに歩いてきた道のりの方を指して南尾根の名が出ている。西尾根に入ったということか。時計を見ると10:59。前半戦の折り返し地点を踏む時間帯としては、妥当な線だ。

 西尾根は、南尾根とは対照的に、林の中を行く。日差しの暑さがないのは良いが、登り一方の道だ。いかにも登山をしているという感じである。林間なので基本的に眺めは良くない。たまに、棚山方面が見える程度である。黙々と歩く。11:31滝沢分岐に到着。まだ、宇連山の登山道に入ったとは言い難いのかもしれない。宇連山は今日歩く周回コースからさらに外れたところに位置しているので、これまでのところは県民の森の周りを周回してきた印象がある。宇連山まで1.5q・60分とある。実際歩くのはあと30分から40分と言ったところか。へばるほどに苦しい道のりではなかった。なおも歩く。体力や山歴に合わせてコースの選択が自由自在なのが宇連山の強みなら、終盤の風景が静的なのが、宇連山の欠点なのかもしれない。

画像 北尾根への道を分け、いよいよ最後の登りにかかる。またしても宇連山山頂まで60分の看板が姿を現すが、それなりに歩いてきて、ここから60分もかかるとは到底思えない。最前あった1.5q・60分の看板のほうが実態に近いのだろう。急坂と平坦地が繰り返される手ごわめの道のりだけれど、60分かかるような歩き方は、遭難間近のペースと言う気もする。それはさておいて、以前の記憶が呼び起こされる。そういえば最後の最後はこんな感じだった。11:57、棚山高原との分岐を通過。そして12:10に宇連山山頂に到着。午前中にたどり着ければきれいにまとまったのだけれど、まあスピードを競うものではないので良しとしよう。ただ、登り始めからは2時間20分ほどで来ているので、前回登った時よりは10分ほどタイムが縮まっていることになる。可もなく不可もなくといったところか。
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つづく


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