山登ってみよう【賤ケ岳】

 賤ケ岳は、古戦場の山としては天王山の次くらいに有名なのではないかと思う。世にいう賤ケ岳の戦いは、今の滋賀県と福井県の県境付近を舞台として戦われたものだが、賤ケ岳の戦いの名はその中でも最大の戦場となったであろう、賤ケ岳砦を巡る戦いにちなむ。柴田勝家軍の先鋒となっていた佐久間盛政勢と羽柴秀吉軍主力の戦いが、この近辺に繰り広げられた。よく言…
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ドラゴンレール マロリー

 仙石線は、その名の通り仙台と石巻を繋ぐ路線である。ただ、意外なことにその始発は仙台駅ではなく、あおば通駅というのが始発・終着駅というようである。この、もろに仙台市内の地名という感じの駅名にたがわず、あおば通駅は仙台の市街地にある。2000年の3月11日という比較的後発の駅だったことから、高架と言ったような形で街中に駅舎を構えることもで…
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ドラゴンレール 復活のM

 とてもショックなことがあったが、それでも駅取りの旅は続けなければならなかった。岩手コンプリートが再び遠のいたとは言っても、今回の旅では秋田コンプリートも目指しているのだから。そのためには結局、花輪線に乗る必要があった。  花輪線は、岩手県の好摩駅と秋田県の大館駅を結ぶ路線である。距離にして100㎞超と言ったところのこの路線は、岩…
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ドラゴンレール 駅と疫

 当初思っていたよりも長いものとなっている駅メモとの付き合いも、順調に行けば今年のうちに一つの区切りを迎えるものとなると思っていた。少しずつ増えてはいても、基本的には有限であるはずの駅を取りつくす日は確実に近づいている。どうかすればそれは、年内決着すらあるものと思っていたのだが、予想外のアクシデントにより遅れが生じつつあった。言うまでも…
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山登ってみよう【涸沢岳・後編】

 翌朝、4時に起床。軽い頭痛がある。夜中に頭痛に悩まされた槍ヶ岳の時は、朝目が覚める頃には頭痛も収まっていたのだが、あの時とはちょっと様子が違う。小屋に着くなり昼寝をしたのがその時の反省材料だったので、以降それは避けていたのだけれど、それでも鈍痛が残っている。あんまりありがたくない状況だ。  外の様子を伺うと、雨こそ降っていないよ…
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山登ってみよう【涸沢岳・中編】

 視界が狭いせいで、どの程度進んでいるのかもわからないが、20分ほどでハイマツカーブ(大して危険でもなさそうなのになぜか死亡事故が相次ぎ、ステップだのロープだのがどんどん設置されていったといういわくつきの箇所)、さらに30分で「ホタカ小ヤ20分」の表示にたどり着いた。ここから小屋まで20分ではたどり着けないんだよなあと思いながら、止みそ…
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山登ってみよう【涸沢岳・前編】

 あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!「おれは奥穂高を登っていたと思ったらいつのまにか涸沢岳を登っていた」。な…何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった…。頭がどうにかなりそうだった…。道迷いだとか計画変更だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。  いろいろ…
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山登ってみよう【望岳の下呂御前山】

 奥穂前最後の山は、下呂御前山こと空谷山にした。下呂温泉の後背にそびえるこの山は、下呂温泉を象徴する山…と言いたいところだけれど、最初に源泉がわき出したとされる湯の峰や、下呂温泉を直接見下ろす位置にある下呂富士と比べて奥まったところにある。標高も1400mを超え、里山と呼ぶにはいささか高く、古くから御嶽山の遥拝する山として登られてきたと…
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山登ってみよう【旧摩耶道から摩耶山】

 いったい、今年の梅雨はどうなってしまったのかと思う。昨年旅した人吉や湯前、いつか歩いた芦北と言った地域が大規模な水害に見舞われたのを皮切りに、この夏あてにしている高山本線までもがすんでのところで飛騨川の濁流に消えそうになるなど、いつまで経っても雨がやまない。とどのつまりは謎の四連休も雨に祟られることになった。こんな状況下で裏銀座を歩く…
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もっと諦めが肝心

 針ノ木峠にある針ノ木小屋は、今期営業しないのだという。もともと、小屋泊まりの必要のない山として選んだ針ノ木岳だが、詳しく事情を追ってみると、針ノ木小屋はアルプスならぬヒマラヤで活動しているのであろうネパール人のサポートによって運営されており、昨今の世界情勢では彼らの来日は望めず、荷上げもコース整備もままならぬ状態に追い込まれたのだそう…
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山登ってみよう【縦走東海自然歩道・大平~井出・後編】

 なおも下る。坂を下りきったところにある徳間の集落まで進めば、今日の行程も3分の2程度が終わったことになるし、何より人恋しい気分になっていたので、気は逸る。徳間まで行けば、上手くすれば自販機くらいはあるかもしれない。そんなことも期待しながら、なおも下る。思いのほか、道のりは遠い。道中、名もない滝を道から眺められる区間ではあるけれど、日差…
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山登ってみよう【縦走東海自然歩道・大平~井出・前編】

 静岡県脱出にリーチがかかった東海自然歩道の旅は、コロナ禍とか諸々の事情により停滞期に入っている。一応、外出自粛は6月の頭で明けているのだが、東海自然歩道よりも優先したい遠征にかまけているうち、6月も終わりが見えてきた。何となく、東海自然歩道に足が向かなくなっているのは、静岡県最終区間へのアプローチに使わざるを得ないデマンドバスというも…
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山登ってみよう【位山】

 今だから書くが、大文字山での怪我は結構ダメージが大きかった。右足の膝下全体が内出血で壊死寸前みたいな赤黒い色に変色するし、筋挫傷を起こしたのか歩くのにも難儀する状態に陥ったが、さすがに傷も癒えてきた。そこでリハビリ方々、新たな山に行ってみることにした。今回狙うのは飛騨の山である位山だ。霊山として知られ、船山、川上岳とともに位山三山と呼…
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諦めが肝心

 この場を使っていろいろ検討を続けてきた裏銀座行きだが、今年はあまりにも状況が悪すぎる。 敗色濃い難敵にこそ、全霊を以て臨む事が山の極みかもしれないが、このままだと今季は裏銀座と心中することになりそうな気がしてきたので、諦めることにした。叶いもしない夢を見るのはもう止めにすることにしたんだから、今度はこのさえない現実を夢みたいに塗り替え…
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暗雲

 南アルプスの多くの山小屋が、今期の営業休止に向け舵を切ったらしい。北の小屋の多くは、これとは対照的に営業規模を縮小しながら今夏も小屋を開く方針を打ち出しているので、ある意味で対照的な判断と言える。が、南の判断は、明に暗に北に影響してくると思う。一番現実的な影響として考えられるのが、もともと南に行くつもりでいた首都圏勢が北を目指すことに…
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山登って外伝【京都一周トレイル・東山コース with GoPro】

 GoProを買った。型落ち気味のHERO7だが、高いおもちゃだった。想定する用途は、主に山用。普通のデジカメにそこまで不満があるわけではないけれど、やはり動画に比べて臨場感に劣るような気がするので、この夏の大冒険に向けて購入したものだ。もちろん、ぶっつけ本番で使うにはちょっとコツがいりそうなので慣らし運転のつもりで、何となくふさわしそ…
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山登ってみよう【遠望峰山】

 県を跨いでの移動を掣肘され、自由に動き回れない日が続くが、逆に県境を越えなければそんなに厳しく移動を制限されるというわけでもないようである。そこで、そんな事情でもなければなかなか出向くことのないだろう近場の山に行ってみることにした。今回の的は遠望峰(とぼね)山。蒲郡市の裏山みたいなもので、標高は443mと大して高くないが、三河湾の展望…
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逆風

 ようやく、全国の緊急事態宣言明けが見えてきた感じである。それでも、何かにつけて行動に制約を受けるのは避けられそうにない情勢だが、特に気がかりとなるのは、夏の裏銀座に関する話である。何となく、大町までの道筋にはめどが立ったので、最悪の場合は針ノ木岳日帰りに振り替えることを考えているのだけれど、やはり一度思い立ったからには裏銀座に行きたい…
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辛かった登りアワード

 遅筆というほどのこともないが、最近ブログ記事をアップするペースが落ちた。大体、旅行記系の記事をだらだらと書くせいである。叙述的な方向に徹することができればそうでもないのかもしれないが、何を見、何を聞いたかとともに、何を感じたかを残しておきたいと思うので、これらを全部乗せしようとすると時間がかかる。ただ、怪我の功名と言ったところか、その…
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大きな山を探そう

 行者小屋に空き巣が入ったのだそうである。例年ならゴールデンウィークの営業に入っていた時期だろうが、最近の風潮に従い、営業を自粛していたら、そこをやられたということらしい。なるほど、山小屋なら警備装置の類が発報したとして、警備員とかいった人たちが現場に駆け付けるまでは何時間かかかるだろうから、それを見越しての犯行ということなのかもしれな…
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