ディープ・ダンジョン〜夕庵〜

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zoom RSS この砂、この肌触りこそ鳥取よ

<<   作成日時 : 2007/10/09 22:58   >>

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画像 前回のブログダネが、「特に目的はないのだけれど鉄道の日記念きっぷを買った」というものだった。このきっぷは消費期限が短いので、休日のうちにさっさと使わなければならないのだけれど、これと言ったプランもないまま先週末の三連休を迎えてしまった。5日の深夜になっても目的地が決まらない。漠然と甲信方面への旅行を志向してはいたのだけれど、考えてみれば長野方面はついこの間行ったばかりと言う事もあり腹が決まらない。そうこうするうちに夜が明け、とにかく目的地は動き出してから考えようとしていたら、あっという間に中央線を行き過ぎてしまった。昔ローマのカエサルは、越えてはいけないルビコン川を越えた時に有名な言葉を残しているが、私の旅も中央線を越えた時に「匙は投げられた」のである。何もかもどうでも良くなって、名古屋駅から西へと向かう列車に乗った。

 とにかく東海道線に乗った。関西線はやめた。岐阜を過ぎ、米原を過ぎ、京都まで過ぎても行き先が決まらない。尼崎の、あの悪夢のようなカーブの脇を通り過ぎた時、ふと山陰方面に向おうと思いつき、鳥取へ進むことにした。よく分かっていなかったのだけれど、岡山とも兵庫とも付かないところにある上郡駅から、智頭(ちず)急行なる第3セクターの線路を通って鳥取へ行けるらしい。かつての肥薩おれんじがそうだったように、どうせ智頭急行区間ではJRのフリーきっぷが使えないようなので、毒を食らわば皿までと、「はくと」なるJRの特急に乗る。「はくと」は「白兎」なのだろう。どうやら大阪を発って智頭急行に乗り入れ、米子方面まで行く特急らしい。

■投入堂
 最初に向ったのが三徳山三佛寺の奥の院、いわゆる投入堂である。最近の、猫も杓子もの世界遺産登録ブームに乗ったものか、投入堂も登録に名乗りを上げていると言うことだが、半分売名のような立候補地群に比べれば、圧倒的に登録が近い物件だろう。
 しかし、いかにも秘境らしく(?)、最寄り駅らしい倉吉駅からもバスがほとんど出ていない。結局、倉吉の駅を見ただけで終わるという、企画きっぷ旅では近年まれに見る大失態を演じた。

■鳥取砂丘
 考えてみれば、名古屋の人間は鳥取の人に対してろくなことをしていない。人が人を食らう飢餓地獄に陥れてみせたり、鳥取が誇る景勝地・砂丘に犬の小便並みの落書きをしてみせたり、ひどいものだ。何にせよ、ちょっとばかり今の砂丘がどうなっているのかは気になるところである。名古屋からの旅行者として、相変わらず無残な傷跡が残されていたらいくらかは埋め戻すのも辞さない覚悟で臨んでみたが、例の落書きは他の観光客の足跡でボコボコになり消えていた。砂丘の砂は、思いのほかさらさらしていた。
 安心したような、がっかりしたような妙な気分になったが、一つだけ分かったのは、夕方の砂丘は足跡だらけであまり美しくないと言う事だ。情趣あふれる風紋を見たかったら、風の強い夜の翌朝にでも行ってみるのが良かろうと思われる。ちなみに、鳥取の人は郷土の象徴としていかにも即物的な砂丘そのものを持ち出すよりは、「ふうもん」という言葉の響きの方を愛す傾向があると見た。
 最近、砂丘が縮小傾向にあるのだそうだ。人間が防風林を作ったため、新たな砂の供給が滞ってしまったのだそう。なかなかままならないものだ。

■鳥取城
 秀吉による「渇殺し」で有名な城だが、江戸時代以降も存続し、戦国山城と近世城郭の遺構が共存する珍しい城としても知られている。何となく、本丸あたりにおにぎりの一つも供えて来ようかと思ったが、他に人がいたので断念した。日没間近のタイミングで登ったのに人がいたことに驚きである。さらに驚いたことに、日は完全に沈み、西の空がわずかに残光で照らされるだけと言う状況になっても、まだ山に入る地元民がいた。彼らは電灯もない山道をどうやって歩くのだろうか。山頂にいたおじさんも、歩いて20分ほどの山道を10分強で駆け上ると言っていたし、鳥取市民の鳥取城熱には驚くべきものがある。
 それほどにぎわう黄昏の鳥取城とは対照的に、夜の鳥取駅前周辺は7時を少し過ぎただけで人影もまばら、店も軒並み閉まってしまう寂しい有様だった。日本各地の県庁所在地を見てきたが、間違いなく、鳥取市はそれらの中でもっとも寂れている。ちょっとした衝撃を受けた。

■周山城址
 京都市は平成の大合併でとんでもなく北に延びたようだが、そのとんでもなく北に延びた右京区にある山城。明智光秀にゆかりの城である。珍しく早い仕事だったので、詳細はお城スコープにて。


 次は日帰り奈良旅行を考えているので、早めにプランニングを進めようと思う。

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