鰯の頭、額のボール

 下関に、亀山八幡宮と言う神社があるのだそうだ。神社自体の規模は取り立てて大きいわけでもなく、歴史は長いが奇抜な由緒や謎めいた伝説があるわけでもない、言ってみれば普通の神社である。が、ちょっとした奇縁が存在するために一部高校球児たちの信仰を集めているらしい。「週刊新潮」の2008年7月31日号によれば亀山八幡社が球児らの参拝を受けるようになった理由はこうだ。

 50年ほど前、近くのガソリンスタンドの従業員が休憩中に野球をした際、飛ばした軟球が「亀山宮」と太く刻まれた額の「山」の字にスッポリ。宮司が「何かの縁」とそのままにしておいたら、下関南のセンバツ初優勝をはじめ地元校の快進撃が続いたため、高校野球の季節になると、球児たちがこの神社に参拝しに来るという。


 神社のホームページやWikipediaの亀山八幡宮ページを見に行ったが、高校球児たちからの信仰についてはまったく触れられていない。してみると、対象こそ神社ではあるものの、野球に関する功徳は神社側が宣伝しているものではなくて、非公式の民間信仰といったレベルの内容なのだろう。まあ信仰成立の経緯からして、各地に存在する南京錠伝説や、パルコのツリーの飾りに対するおまじないとさほどの違いは内容にも思える。

 なお、Wikiにあった亀山社の写真画像を見ると、確かに額にはまったボールの姿を確認できる。

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