ももいろ都市伝説・カリスマ

 世の中には実にいろいろな種類のエロ本が存在するらしい。古書店のエロ本コーナーを覗いてみて感心した。古今東西のエロ本が山積みにされたその様は、コンビニの成人向け雑誌コーナーなどとは別次元のカオスを醸しだしている。各種フェチの中でもメジャーなところはそのジャンルを専門にした雑誌が存在するし、投稿物という括りの物も存在する。そんな中、今回のエントリーの主役はエロ漫画雑誌である。どうやら美少女雑誌とも呼ばれるらしい。

 これまでこういう本を買ったことは無いのだが、今日、ちょっとした事情があって、三十も過ぎたというのに初めてこのジャンルの本に手を出した。おかしなもので、以前にシティヘブンを買ったときよりも抵抗があったのだけれど、ちょっと気になることがあったのだ。

 「2ちゃんねる」で見かけたところによると、この種のあらゆる雑誌の読者ページにイラストを投稿しているカリスマがおり、その存在が半ば伝説化しているのだという。「創刊後間もないエロ漫画誌の編集部は彼からの投稿を受けると、いっぱしのエロ漫画誌にステップアップできたとばかりに欣喜雀躍して喜ぶ」だとか、「彼の投稿が載っていない雑誌は長くない」、「過去に彼の投稿を締め出したある雑誌が廃刊に追い込まれた」とか、決して一般には浸透しない業界内都市伝説みたいなものが数多囁かれているという。

 そのカリスマハガキ職人の名は、三峯徹。ネットで調べてみると、その筋ではかなり有名な人らしい。そこで本当に「あらゆる雑誌」に投稿しているのかを確認するために、古本屋で発売時期もそれぞれ異なるエロ漫画雑誌を、ビッグコミックみたいな厚さのからジャンプみたいな分厚いやつまで、3冊ほど買ってみたわけだ。すると、本当にどの雑誌にも三峯氏の投稿が掲載されているではないか。しかも、他の投稿作品はプロはだしのできばえなのに、三峯氏のイラストだけはいかにも素人絵だというのが、一層インパクトを強める効果を発揮している。一般にはあまり知られていないが、この種の雑誌は年間に数百冊も発行されるが、それらのほとんど全てに三峯氏の投稿イラストが掲載されていると言うので、私が目撃したのは氷山の一角に過ぎないと言うことになる。それにしても、あのレベルのイラストでなぜそのような偉業を成し遂げられるのか、少々不思議ではある。が、さすがに伝説視されるだけの人物であるとも言えよう。

 実に他愛ないことなのだが、地味に感心させられたゴールデンウィーク後半の初日だった。しかしこの本、いったいどうやって始末しよう?

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