中京の流人 お刑犯

 どうやら、秋の乗り放題パスに絡められる夜行バスの予約に失敗したらしい。まあそうなったらそうなったで、腹も据わるというものだ。旅先での立ち回りについ買える時間は目減りするが、考えようによっては、総コストが少なるという一面もある。

 このタイミングでの訪問を考えたいのは、二つの離島である。すなはち、佐渡島か隠岐島だ。奇しくも、名にし負う流刑地だ。秋の乗り放題パスの運用を前提にすると、初日で渡海点まで移動し、二日目で島に渡り、観光して帰り、三日目で名古屋に戻るという流れになる。それぞれについてまとめると…

●佐渡島:航路
新潟⇔佐渡
行き
・フェリー
新潟(新潟市)6:00~両津(佐渡市)8:30
◎ジェットフォイル
新潟(新潟市)7:55~両津(佐渡市)9:00
帰り
◎フェリー
両津(佐渡市)12:40~新潟(新潟市)15:10
・ジェットフォイル
両津(佐渡市)13:20~新潟(新潟市)14:25

直江津⇔佐渡
・フェリー
直江津(上越市)9:30~小木(佐渡市)11:10
小木(佐渡市)16:30~直江津(上越市)18:10

 佐渡に行って何をするかと言えば、まずは佐渡金山の見学だろう。問題は港からのバス路線があるかどうか。皆無とも思えないが、本数がどうなっているか。また、欲を言えばいくつかの城跡も見てみたいのだが、そこまで欲張れるかどうか。とは言え、後で検討する隠岐より、いろんな点で佐渡の方が有利である。佐渡島側の港も違う点には注意が必要ながら、直江津港路・新潟航路の選択肢があるのをはじめ、船の便数が多いし、陸路の便も良い。フェリー(新潟‐両津)は、最安の二等船室で片道2,250円、高速船は6,260円。直江津‐小木は3,650円である。名古屋を最速で出た場合の新潟着時間は18時半少し前。事実上寄り道と言う選択肢がなさそうなのは残念ながらも、北陸新幹線の開通により、JRを使用できない区間が長くなるのかと思いきや、実は長野から豊野までの区間をしなの鉄道に頼らざるを得ない以外は、全線JRの鈍行で行ける。

 ただ、新潟に引き上げた後、16時頃から翌日の動きも見越して移動しはじめようとしても、関東方面を目指す場合は事実上長岡辺りで頭打ち、長野方面を目指すなら頑張って22時前の長野までたどり着くか20時前の高田で手を打つかを考えなければならない。北陸に回り込む場合は、22時半直前の富山までは行けそうである。もう一声で金沢を目指す場合、23時半を回って金沢駅に着く。以前使ったゆめのゆをあてにする場合、平たく言って24時間チェックインなのは良いのだが、深夜の道を郊外に向かって30~40分ばかり歩くのは気が進まない。ちなみに直江津航路を使うと、19時スタートとなる。この場合、北陸方面行は1時間早く行動できる。全くJR線区間がなくなるのが面白くないが。

●隠岐島
(行き)
◎フェリーおき
 七類(松江市) 9:00発 ~ 西郷(隠岐の島町)11:25着
・高速船レインボージェット
境港(境港市)11:50発 ~ 西郷(隠岐の島町)13:13着
帰り
高速船レインボージェット
◎西郷(隠岐の島町)13:20発 ~ 七類(松江市)15:02着
・フェリーくにが
西郷(隠岐の島町)15:10発 ~ 七類(松江市)17:35着

 隠岐の島町がいわゆる島後である。馬が草をはむ風景で知られる国賀海岸は、残念ながら島前の西ノ島町にあるらしい。つまり、本土から一手で行けるようなところではない。代わりの史跡・観光スポットとしては、玉若酢命神社、隠岐モーモードーム、隠岐国分寺跡・後醍醐天皇行在所跡などがある。これらは西郷港から片道5km程度の範囲内に収まっている。ある程度まとまった時間があれば、歩いて行って帰って来れる場所と言える。また、「おきに流されるって、後鳥羽上皇かよwww」で有名な後鳥羽上皇が配流されたのも、残念ながら島前の中ノ島で、隠岐神社はこちらにある。

 フェリーは、最安の二等船室で片道2,920円、高速船は5,760円のようだ。行きはフェリーで、帰りは高速船でと言うのが良いのかもしれない。ただ、松江発16時だと、その先につなげるのが厳しい。鈍行移動にこだわるのであれば、よく頑張っても23時前後に豊岡か岡山辺りまで進むのが関の山となる。二日目の移動は鳥取止めとしておいて、翌日仕切り直すとか、こちらは研究課題である。

 ちなみに、松江を目指す時の話を考えると、朝一から走りづめに走って、松江に着くのが18時過ぎとなる。これは意外にも新潟と大差がない。豊岡、鳥取と、要所で乗継の悪さに悩まされる関係はあるのだけれど。

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