山師の魂

 よくよく考えてみると、今年の山目標を掲げていない。一般旅行は、課題を残しつつも北海道・沖縄遠征と言う二大クエストをクリアしたし、城も名のあるところはあらかた見尽くしたので、比較的目標を捻出しやすいのが山方面なのだけれど。

 ちなみに、昨年の同趣旨の記事で目標に掲げている山としては北岳、八ヶ岳、谷川岳、甲斐駒ケ岳、鳳凰三山、瑞牆山がある。谷川岳しか登っていない。また、年の後半に一時研究対象としていた霞沢岳も微妙に手ごわいことが分かって未着手である。それを踏まえて今年の三大目標は蝶ヶ岳、槍ヶ岳、小蓮華山としたい。そしてその前哨戦として、春頃から順次着手したいのが東海自然歩道(犬居城~家山)、京都一周トレイル東山コース完全版、御池岳、行者還岳。行者還岳だけは、現地へのアクセスと言う意味で勝機が見えない。

 大本命は、槍だろう。山経験を積むことも大事だけれど、老境に差し掛かる前に一度は挑んでみたいので、それが今年かなと思っている。で、まだ冬だというのにコース研究を始めた。できれば山行自体は1泊2日に押し込みたい。最短と言われる新穂高からの飛騨沢コースでも、コースタイムが9時間。約12㎞歩くうちに高度を2000mほどあげるという、これまでで最強の敵となる。1泊2日を成立させようとすると、今回こそは本格的に体つくりがいるのではないかと思う。ただ、自分の登り所要時間≒下りコースタイムの法則に従っても、7時間程度かかる道のりだと考えると、新穂高か、悪くても平湯に前泊する必要はある。もはや1泊2日は破たんする。新穂高一泊はなかなか難しいかもしれないと考えると、結局は上高地からの往復も考える必要ありか。

 ちなみに、これまでで最もアルプスらしい山登りとなった鹿島槍の時、概算で1100m/7㎞でコースタイム6時間強のところを4時間で登ったのが、運動強度的には最強と思われる。実際には爺ヶ岳にも上って下って登り返しているので累積標高は1500m程度、感覚的には扇沢から鹿島槍山頂まで1日で登るのに近そうである。容易ではないが、時間があれば可能となるミッションなのだろうか。鹿島槍は遅いスタートを取り戻すため、しゃかりきに頑張った山行だった。

 山分野のキャリアと言うのはよく分からないものがあって、私などはまだ初級者の範疇に含まれるのだと思う。初プスとして燕岳に登り、最前の鹿島槍にも登ったが、これも白馬方面に縦走するのでもなければお手軽プスの域に留まる。それ以外の西穂独標とか木曽駒、焼岳、乗鞍辺りは、レベル的には各務原アルプスと大差ないのかもしれない。となると昨年の北岳敗退は痛恨だが、槍は、ひとつの正念場になるのだろうか。もっとも、槍をクリアしたら、それ以上に危なっかしい山に行く予定もないのだけれど。

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