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寺と大根と私(後編)

 明けて翌日。初めに近鉄利用ありきの旅だけれど、近鉄で大阪から京都に行くのは少々効率が悪いので、最終的に北野白梅町駅付近を目指すことも踏まえて阪急と嵐電を乗り継ぐ。そしてたどり着いた北野白梅町の駅は、ちょっと見ない間にすっかり空が広くなっていた。  あらためて書くが、目的地は、以前にも行ったことがある千本釈迦堂こと大報恩寺。普段は…
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寺巡ってみよう【知多四国八十八箇所・80番~88番】(後編)

 85番と86番の霊場はそんなに離れていないはずなのだが、いよいよもって何の変哲もない新興住宅地のようなところに入って行く。繰り返しになるが細部が省略され、東西南北も頼りなさげな絵地図が頼りとなると、かなり歩きにくい区間だ。高台に位置する86番霊場にたどり着くまで、多少の遠回りをしたと思う。気づけば名古屋港が思いのほか間近に見え、ゴール…
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寺巡ってみよう【知多四国八十八箇所・80番~88番】(前編)

 知多四国歩き旅は、すでにゴールが見えている。ただ、近場区間を残すだけになった油断もあって、前回は中途半端なところで切り上げてしまった。知多四国に限った話ではなく、歩き旅というジャンルそのものをそろそろ次の段階に進めたい思いはあるが、他の都合もあったりして、最終区間を歩く旅になかなか出発できないまま、ここまで来てしまった。これは思い切ら…
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Winterreise of Kyoto(後編)

 夜というか夕方が早いのも京の冬の旅の困ったところではあるけれど、朝が遅いのも有り難くはない。翌日は、ルーマプラザからは至近のところにある建仁寺の塔頭を二カ所攻略するところから始めるつもりでいたのだが、変に朝早くから目が覚め、それなりに早い時間帯から行動を開始してしまったため、またしても時間のつぶし方に苦労した。意味もなく寺町の方まで行…
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Winterreise of Kyoto(前編)

 町中至る所寺だらけのイメージがある京都だが、意外に行く先々で仏像を拝観できるというような環境にはない気がする。そういうのはむしろ奈良のカラーである。思うに奈良の仏像群は、造られてから千年以上が経過し、一個のお寺の宝という次元を超越して国家の財産レベルまで上り詰めてしまっているので、秘仏として囲い込むのではなく、広く世間に公開している感…
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寺巡ってみよう【知多四国八十八箇所・68番~79番】(後編)

 大智院から慈雲寺までの区間は、今回の歩行で最も長距離の歩行が必要になる区間である。道幅の広い幹線道路沿いにしばらく歩いた後、わき道に入り地図と首っ引きで歩いていく。入り組んだ路地、ともすれば特徴のない生活道路沿いなのでかえって慎重になった結果、特に迷うことなく、次の霊場に近い知多市岡田地区にやって来た。別に観光地で鳴らす地域ではなさそ…
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寺巡ってみよう【知多四国八十八箇所・68番~79番】(前編)

 年が改まった。初もうでには一応行ったのだけれど、不思議なもので、1月の間くらいはいつもより一層、寺院の空気に触れてみたくなる。京都なんかの著名な古刹に行くのも良いけれど、と言うか行く予定があるのだけれど、手近でその気分を味わうのにうってつけのものがある。知多四国である。もともと、冬場で山に足を運びにくい時期の手すさびにと始めたものだし…
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モミハンクロス

 今季はえらく早いころから紅葉狩り紅葉狩りと息巻いていた気がする。何のことはない、紅葉の訪れが早い涸沢を狙っていたので紅葉シーズンが長かったかのような錯覚に陥っていたのだけれど、その割に息をのむほどの紅葉には恵まれなかった気がする。例年通り?香嵐渓にも行ったし、東山植物園にも行った。悪くはなかったけれど、今年は色づきの鮮やかさで例年に一…
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寺巡ってみよう【知多四国八十八箇所・66番~67番】

 今年の夏山は、白馬岳登頂と言う一年越しの大願を成就することこそできたが、何となく消化不良のうちに終わった感が否めない。たぶん、大きな山は白馬くらいにしか行っていない影響だが、そうこうするうちに夏山シーズンは終わり、あっという間に冬が近づいてきた。気分を変えて、冬モードに移行したいところだ。と言って、雪山に登ることはしないので、低山や、…
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山登ってみよう【京大坂道から高野山・後編】

 そんなえげつない坂も、10分ほど登ったらついに終わりが見えた。緩く登り続けるのは相変わらずだが、全然楽になった。どうやら坂の終わりに位置するらしい「第五の地蔵」があるのも見つけた。ちなみに六地蔵にちなんで道すがらに六体が立っているらしいこれらのお地蔵さまだが、虎の子の「山と高原地図」を見ても学文路からこっちで第三の地蔵から始まっている…
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山登ってみよう【京大坂道から高野山・前編】

 家族から、大病を患う者が出た。「防人の詩」ではないが、誰もが等しく抱いた悲しみと言えばそれまでなのだが、私は時折苦しみについて考えるとき、高野山に行くことにしている。高野山と言えば金剛峯寺が有名だが、この際目指したいのは奥の院の方だ。最近はやりのパワースポットなどという生易しいものではなく、もっと強烈な本物が、そこに宿っているような気…
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列車という名の人生・その3

 弥山登山は思いのほか順調に片付いた。今日はこの後香川県まで移動し、四国で唯一全くの未踏状態となっている香川の駅集めにいそしむつもりでいるのだが、この時間帯に宮島を後にできると後の展開がずいぶん楽である。もとの予定だと、今日もまた結構遅くまで駅の思い出集めに時間を割くことになるはずだったのだが、この分なら19時前後にはすべてのノルマをク…
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寺巡ってみよう【知多四国八十八箇所・55番~65番】(後編)

 安楽寺を後にして、次の霊場へ。もう何度目になるかわからないが、またしても国道247号を北に向かう。この辺りの247号は、海沿い区間に比べると、全く何の変哲もない田舎道である。海が見えたりとか、漁港の街の風情が見えたりとか、そんな味付けは一切なく、ひたすらに田園や雑木林が繰り返される。ただ、そんな何の変哲もない道のりにも、何となく見覚え…
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寺巡ってみよう【知多四国八十八箇所・55番~65番】(前編)

 前回の知多四国巡拝は、もともと東海自然歩道歩行に向けた準備運動のつもりだったのだが、コンセプトがぶれた結果、十分な運動強度を得られないまま終わってしまった。そこで再度、巡拝に出撃することにした。今回の想定コースは、名鉄知多新線の野間駅から、同じく名鉄の常滑線常滑駅まで。直線距離で20㎞程度となるものと思われるが、巡拝の場合は多少あっち…
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寺巡ってみよう【知多四国八十八箇所・47番~52番】

 今のところ保留状態になっているが、そろそろ東海自然歩道箕面への道打通作戦に着手しなければならないと思う。道中は、いくつかの低山を挟みつつの30㎞弱。ここしばらく長距離歩行をやっていない状態でいきなり挑むのはなかなか厳しいものがあるので、デモンストレーションの意味も込めて、知多四国に行くことにした。こちらも、去年の冬に開始して以来、思い…
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寺巡ってみよう【知多四国八十八箇所・40番~46番】(後編)

 天龍寺を後にして次の霊場に向かう途中、ガチ勢の乗る車に追い越されていった。車遍路の白装束がガチ勢なら、歩きの白装束まで行ったら何になるのだろうか。廃課金?どうでもよいことを考えながら、次いで目指すのは岩屋寺。ここは多分、知多四国巡拝と切り離しても参詣客が多いと思われるお寺である。全部で九十余箇所あることになる知多四国の霊場の中でも、野…
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寺巡ってみよう【知多四国八十八箇所・40番~46番】(前編)

 久しぶりに歩いてみようと思った。何のアクシデントもなければ、一、二週前の週末は東海自然歩道を歩いていたはずなのだが、それがふいになり、さりとて適当なハイキングコースも思い当たらなかったので、ここぞとばかりに引っ張り出してきたのが知多四国である。前回、暑い夏の盛りに篠島と日間賀島の霊場をたどったので、今回はその続きということになる。三河…
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旅に病んで(前編)

 先の週末は、ついに東海自然歩道を高槻から箕面に向かって歩くつもりでいたのだが、ままならないもので体調を崩してしまった。先日の恵那コースが祟ったのか、風邪気味である。喉が痛い。もちろん病気の兆候を感じた時点ですでに計画はあったので、病院に行って薬をもらったのだが、治りきらなかった。というか、抗生物質をもらって服用していたのだが、その副作…
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嵐の中で出歩いて・その2

 奈良県内では圧倒的な利便性を誇る近鉄だけれど、実は奈良駅までダイレクトに移動できるのは大阪市内と結ばれる奈良線だけで、それ以外の京都線、そして名古屋線が行きつくところの大阪線からは大和西大寺駅で乗り換える必要がある。一方、駅前の繁華さでいえばJR奈良駅と近鉄奈良駅では雲泥の差があり、近鉄奈良駅の周辺は奈良市内でも有数の繁華街となってい…
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嵐の中で出歩いて・その1

 近鉄の近は近畿日本の近である。が、近と言うよりは中の名古屋にも近鉄の路線は乗り入れていて、近鉄名古屋駅は同社の駅の中で最も東に位置する駅と言うことになる。何となく近鉄のカラーにはなじまない気もするが、昔伊勢電気鉄道と言うのがあって、これが近鉄グループに取り込まれたのが名古屋線の前身となっているようだ。そんな近鉄には、金土日もしくは土日…
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闇の旅人(後編)

 M県S市入りするまで知らなかったのだが、現在当地ではジョジョ展が開催されているらしく、最寄り駅となるのが私の利用した勾当台公園駅らしかった。ちょっとこれを見ていくことも考えた。たぶん、名古屋はもちろん他の都市で開催されるものではないような気がする。このチャンスを逃せば永久に観覧することはできないのだろう。が、諦めた。後付けで方針を変更…
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寺巡ってみよう【知多四国八十八箇所・37番~39番】

 去る冬の終わりから春の初めにかけての時期、知多四国を歩いていたことがあった。もう4か月もほったらかしの状態になっている。べ…別に忘れたり面倒くさくなったりしたわけじゃないんだからね!ってなもんであるが、ちょうど島編に突入しようかと言うタイミングで止まったままだ。日間賀島や篠島は、冬の時期にはフグを目玉にして観光客を呼び集めているイメー…
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山登って外伝【伊勢山上】

 単純に一つの山としてしまって良いのかどうかは微妙なのだけれど、三重県松阪市の奥地に伊勢山上と言うのがある。山岳修行の行場である。その麓にある飯福田寺(いぶたじ)の山号が伊勢山上だとされているのも見たことがあるが、山号が普通「〇〇山」と言う感じになっているのを思えば、風変りである。飯福田寺は真言宗のお寺らしい。明確に言及されているのは見…
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エターナルスランバー・その2

 次の目的地は、その名も永平寺町にある古刹・永平寺。福井県を代表する観光地のうちの一つとしてよいだろう。実は昔に一、二度行ったことがあるのだけれど、その思い出が遠くなるにつれ、郷愁にも似た感情が催され、一度足を運んでみたくなっていたのである。が、有名観光地である割に、そんなにアクセスしやすいところではなく、公共交通で行こうとすると行動に…
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寺巡ってみよう【知多四国八十八箇所・27番~36番】(後編)

 大井五ヶ寺を巡った後、いったん海側に出、うわさに聞く上陸大師を見に行く。その名の通り、海の中に立つ弘法大師像は、昭和59年に建てられたものなのだそうだ。ごく最近に建ったものではないけれど、かといってものすごく歴史が古いわけでもない。ところで弘法大師空海は本当に尾張にやって来たことがあるのか。彼の伝説は枚挙にいとまがなく、それこそ日本各…
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寺巡ってみよう【知多四国八十八箇所・27番~36番】(前編)

 二週間のインターバルを置き、四度目の知多四国巡拝の旅に出た。前回で名鉄河和線の終着駅である河和駅まで歩いたので、今回はその先の師崎まで歩く。札所で言うと27番から36番に当たる。前回終盤は海辺の道となったのだけれど、河和から先の師崎までは、ちょっと雰囲気が想像できない。地図で見ていると、少し山側に引っ込んだところを歩くことになりそうな…
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天地名刹

 二日目に狙っていくのは、金戒光明寺、聖護院、知恩院。できれば妙法院にも回りたかったのだけれど、ここはちょっと方向が違う。どちらかと言うと、前回で回った建仁寺や高台寺、西福寺に抱合せるとちょうど良さそうな位置でもある。残念だけれど、次の機会に繰り越すことにし、まずは金戒光明寺へ。  前にこのお寺に来たのは昨年5月の末のことだった。…
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寺巡ってみよう【知多四国八十八箇所・21番~26番】(後編)

 ここでちょっと思案する。たぶん、わかり易さ最優先なら、この先は国道247号を南下するのが賢明なのだろう。次のお寺を目指すにあたって少し回り道にはなるが、せいぜい数百メートルを余分に歩く程度で済みそうだ。ただ、せっかくなら古い家並みの中を進んだ方が面白そうではないか。迷いどころはそこだった。曹源寺で買った歩き地図は、実際、幹線道路を歩か…
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寺巡ってみよう【知多四国八十八箇所・21番~26番】(前編)

 知多四国の旅も三度目を迎える。今回歩くのは知多半田駅から内海駅までの区間。この歩き旅を知多半島の先を目指すものと位置付けるならば、これまでで最も長い距離を移動する行程のようにも見えるけれど、実際のところこれまでは東西方向への移動がかなり長かったのに対し、半田から河和まではひたすら南下を続ける感じになるので、歩行距離そのものは今までで最…
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寺巡ってみよう【知多四国八十八箇所・11番~20番】(その3)

 今回いちばん厄介だったのが、阿久比町から半田市に復帰するこの区間だった。阿久比川を渡る前後の道は、自動車の通行が多いのに反して、歩道がない。みなし歩道すらなく、かなり危なっかしい印象だ。そこをやり過ごしてからも、次の海蔵寺までが長い。遅い時間帯に片足を突っ込み始めてきたため、ちょっと先行きを急ぎたくなってきた。 番外 海蔵寺(1…
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