テーマ:京都

魔性の残り火・羅城門の跡に行く

 羅城門とか羅生門とか言われるものは、平安京の大門のことだ。都の外からこの門をくぐると、その先は朱雀大路になっていて、ついには宮城に至る。つまりは都を左京と右京に断ち割る通の入口と言うことになる。その東西には、東寺と西寺と言う大寺院を配していたと言われるが、西寺は早い時期に廃れ、現在まで残るのは東寺のみだ。しかしこの東寺が、現在の京都で…
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秘された御土居

 実を言うと今回の京都行では多少紅葉を期待していたのだけれど、どうやらそうも行かなさそうだというのは、京都盆地より多少涼しそうなイメージのある鞍馬界隈や、三尾のもみじの類が丸っきり青葉のままだと分かった段階で予感していた。しかしその一方で、11月に入るや各地で「紅葉」と銘打った季節ものの行事が行われているのも事実で、それは京都にもある。…
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魔性の残り火・将門公に会いに行く

 神田明神は、「江戸の総氏神」などと言われる。東国で新皇を名乗り、ついには敗れた平将門の首は、都に運ばれ晒されたが、その首は故郷を目指して飛び帰り、ついに力尽きて墜落したのが現在の東京大手町の将門塚のあたりだと言われている。一昔前だとオカルトスポットとしての扱いが専らだったような気がするが、現在はそうした風潮の後押しも受け、パワースポッ…
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魔性の残り火・鵺に会いに行く

 晴明神社に到着。前回の来訪から、なんだかんだと言って20年ぶりくらいにはなるのだろうか。当時、少なくとも今ほどには安倍晴明と言う人物の名は知られていなかったはずだが、後にやって来るブームの端緒のようなものは見えていたのかもしれない。そのくらいに、微妙な時期の訪問だったはずだ。その時には、参拝客の姿はほとんどなかった記憶がある。 …
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西陣彷徨

 五山送り火見物の特等席として注目している船岡山は、四神相応のうち玄武をつかさどるという。それは昔から知っている。ちなみに、青龍が鴨川、白虎が山陰道、朱雀が巨椋池に擬せられる。最近は、これにひっかけたのか、京都五社めぐりと言ったものもプッシュされているようだが、古くからの市進相応とはあまり関係がないらしく、例えば玄武は上賀茂神社が割り振…
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楽園を求めて

 送り火見物はまるっきり空振りに終わったが、翌日の市内観光には期待するものがあった。つい先日、「燃えよ剣」を読了した影響があって、霊山歴史館に行きたかった。何でも、現在近藤勇と土方歳三の刀が館内でそろって展示されているのだという。これが一つ。もう一つは、長らく気持ちはあっても実現しなかったのだが、嵯峨野の清涼寺で豊臣秀頼の首塚を見学した…
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承太郎休暇

おれが休みを取った…お盆最終日の時点でな…そして(名古屋を)脱出できた…やれやれだぜ…  毎年のことながら、盆の期間がいつからいつまでなのかがよく分からない。盆休みと縁がない職場で仕事をしているからだ。だが、高速道路の渋滞のニュースから、街中や電車の中から姿を消す人々の様子から、今世間は盆休みなのだろうなと言うのは分かる。そして、…
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魔性の残り火・土蜘蛛に会いに行く

 前夜、ルーマプラザのリラクゼーションルームでテレビを見ていたら、再三にわたって「ポケモンGO」の過熱人気が取り上げられていた。報道番組の体はとっているが、宣伝効果としてはこの上もない。暇を持て余し気味だったこともあって、まんまとダウンロードすることになってしまったが、このゲーム、結局は歩いてなんぼである。オールナイトサウナの夜の手すさ…
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魔性の残り火・清姫に会いに行く

 6月18日の京都は、30度超えの気温を記録したのだと言う。今年に入って一、二を争う高温だと言うことだ。京都の気象台は西ノ京にあるようだが、盆地の中のどこにいても大差はなかったのだと思う。朝も9時近くなって祇園を出発し、その日一日使う予定の市バス一日乗車券を買いがてら三条京阪駅を目指そうと木屋町通を北上していたころから体に熱がこもって行…
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魔性の残り火・九尾の狐に会いに行く

 特に親しかったわけではないのだけれど、仕事上、少しの接点があった人が亡くなった。大病をしたわけではなく、ごく普通に出勤してきた翌日の突然死だった。肥満体だったので、夜寝ているうちに舌が喉の奥の方に下がってきて窒息の原因となることがあったようで、それを避けるために機械を使っていたのだそうだが、何らかのトラブルがあってその仕組みが機能せず…
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京都市観光協会の思惑にも乗るっ

 東海自然歩道の京都府脱出は、一応成った。厳密に言えば鞍馬から高雄まではつながっていない。それに、比叡山前後の区間も未踏である。延暦寺周辺は滋賀県となるようなので、もしかすると比叡山側の京都府未踏区間はほとんど残っていないのかもしれないが、その辺りの手当てはいずれまた考えることにしよう。ひとまずは、今日の宿がある京都市内まで戻る。 …
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紅に染まる古都(後編)

 大原は、京都市北方郊外に位置する山里である。観光地には違いないのだけれど、中心市街のような華やかさはなく、臈たけた貴人が、ついには世をはかなんで隠棲の地に選んだのもわかるような気がする。とは言え、この時期に関して言えば、その立地も相まって、三千院や寂光院など、紅葉の名所として多くの人の訪れを受けることについては、京都盆地内側の名所と何…
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紅に染まる古都(前編)

 最近、心がくさくさしてしまい、良くない。そこで、計画自体は前々からあったのだけれど、癒しを求めて京都に旅立つことにした。しかしこの京都旅行、もともと「連休の人出を見に京都に行く」と嘯きながら目論見始めたものだったのに、目的がいつの間にやら癒しにすり替わっていたことに、今にして思えば悄然とすることしきりである。  少し前の奈良・京…
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羅漢だから

 ここ最近の京都で足を運びたいと思っていた場所のうち、澱んだ願望が下にたまって出来上がったのが前回の魔縁ツアーだとすると、上に登った澄んだ清浄な願望は、今回の大人の修学旅行京都編に帰結した。要するに、修学旅行生が行きそうなメジャースポットの中から立ち寄り先を選んだ結果、嵐山方面に行くことになった。実際のところ、京都修学旅行の王道スポット…
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魔縁です!(後編)

これまでのあらすじ  高崎からの帰り、松本駅で長くて早い盆休みに入ったと思しき人の群れを見た私は、逆恨んだ。  気を取り直し。京都はしばしば魔都であると言われる。末期の平城京は、地縁や血縁に凝り固まった情念の世界の様相を呈していたと言う。有力者の暗殺が横行するなど、有体に言えば政治を摂る上で支障が大きくなったていたのだが、平安遷…
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嵐の中で華やいで

 日本の場合、台風は秋にかけて到来することが多い。夏にやって来ると、足が遅くなりやすいのだそうだ。言うまでもなく、今回の台風11号がそれに当てはまる。日本への上陸が予報されていた16日や17日は、京都祇園祭の宵山あるいは山鉾巡行および神幸祭の日であり、この日を狙って京都に足を運んだ私を待っていたのは、嵐を予感させる湿り気を帯びた風だった…
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私たちはこの薫りと生きる

 今回の京都行、実は余裕で日帰り可能である。メインの目的となるのは京都一周トレイルの完結なのだけれど、せいぜい3時間もあれば足りる。乗継の良し悪しはあるにしても、京都までの往復に要する時間は在来線で2時間半から3時間×2。市内での移動をさらに積み増して1時間。都合10時間ほどの旅だ。朝7時に家を出ても、火点し頃に帰宅できる。しかし、なぜ…
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嵯峨薫る

 嵐山まで歩いてもまだ妙な時間帯だったので、鴨川べりで呆けて時間調節。気候が良くなってきて、何ならこのまま河川敷で野宿ができそうな気さえしてくる。日が西に傾き始めた頃、餃子の王将三条店で夕食。普段よりはややのんびりと飯にした後、再度鴨川へ。さすがに疲労困憊である。人いきれにあてられそうな高瀬川沿いの木屋町筋を歩こうと言う気にはならなかっ…
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四方山京都

 由布岳を下りた後は、一度由布院の駅前まで移動し、由布岳の写真を撮影してから再度別府に移動。せわしいが、そこで小倉までの特急券と小倉から京都までの新幹線特急券を購入した。滅多にやらないことだが、山陽新幹線中抜き移動を行う。私の旅では、博多から名古屋までを一息で移動することが圧倒的に多い。小倉まで2時間程度、小倉からも2時間程度の道のりで…
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六道の辻に踏み惑う(後編)

 烏丸御池駅から河原町三条まで、三条通沿いに歩いて移動。車がひっきりなしに行きかう大通りとなった御池通に比べたら裏通りみたいなところだが、なかなかに味わい深い通りだ。一応、河原町三条付近を流す。オーロラの近況を探るのと、食事をとるのはいつもの場所以外に思いつかなかったためだ。オーロラは、まだ沈黙していた。  宿は、自動的にルーマプ…
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京都市交通局の思惑に乗るっ(後編)

 醍醐寺、二条城と来て、次の目的地は西本願寺だ。最寄駅としては、五条駅もしくは京都駅となる。いずれにせよ烏丸線の駅なので、二条城前駅からだと烏丸御池駅で乗り換える必要はある。そして烏丸御池駅もスタンプラリーのポイントに設定されているため、通りがけに烏丸御池の印をゲット。改札を出てすぐのところにあった。  二条城の城内を回るうち、思…
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京都市交通局の思惑に乗るっ(前編)

 私は基本的に酒を飲まない。世の大人はカロリーの多くをアルコールから摂取するようだが、それができない私は、著しくカロリーを消耗したとき、それを補うために飯をドカ食いする。京都一周トレイル北山コース東半分の踏破を完遂し、いつものように三条木屋町近くのヤサまで引き上げた私は、餃子の王将で2000円近くを食べてエネルギーの補給を済ませていた。…
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京阪の流人 おけいはん(後編)

 翌朝。雨は夜半過ぎから明け方まで残っていたらしく、表に出ると路面がじっとりと濡れていた。空は、ところにより明るく、雲にも若干の切れ間が見える一方、東山の方には低めの雲がかかっている。そんな空模様でありながら、気温は大して低いでもなく、大方の予想通りではあったが、山歩き向きの気象条件ではない。それでなくても、どうも風邪気味だ。潔く山はあ…
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京阪の流人 おけいはん(前編)

 戻り梅雨とはよく言ったもので、今年の8月は雨が多い。平日が雨ならまだしも、週末に限って盛大に降る。バケツの水をひっくり返したように降る。18きっぷを買ったはいいが、一度も使わないまま盆休みを迎えた今夏、いい加減に使い始めないと未使用分が出るかもしれないと言うさもしい根性から、文字通り前途に暗雲の立ち込める中、私は旅立った。  軸…
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