ディープ・ダンジョン〜夕庵〜

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help リーダーに追加 RSS 【大都会】名古屋城本丸御殿の影の薄さにやきもきする

<<   作成日時 : 2008/05/13 21:29   >>

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 城を象徴するものと言えば、何と言っても天守閣である。もっともあれは基本的には戦時の大本営となるべく築かれた建物であって、日常生活をする上ではあまり都合の良い建物とはではない。例えば階段なんかが急である。従って、普段の政務や来賓客の供応などはもっと実用的な、平屋(と言うと、妙に所帯じみているが)の建物で行うことが多かった。これが現在では「城郭御殿」などと呼ばれているものだ。そして、以前に名古屋城の本丸御殿を復元しようとする動きについて書いた。

 「お城スコープ」で、現存御殿を有する城を検索してみると、現在のところ対象となる城は四城しか登録されていない。岩出山城(有備館)、掛川城、二条城、高知城である。何しろ私の訪問したことがある城に限ってデータベースに登録しているために、全登録件数も決して多くはないのだが、それにも増して御殿を残す城は全国的に見ても少数なのだろう。私が知っている限りでは、この他に埼玉県の川越城にも本丸御殿が残っている。権力の象徴として、ランドマークとして、地元住民への影響力が大きかった天守閣に比べて、豪奢とは言え所詮は平屋建ての建物だった御殿は、時の移ろいとともに地域のマスコット的存在になることもなく、明治維新以降に漸次廃止されていったのだろう。

 とまれ、城と言えば天守閣ばかりが注目されがちだが、史料的に見れば御殿だって天守と同程度には貴重な建築物なのだ。復元プロジェクトが進む(?)名古屋城本丸御殿も、謳い文句によれば、残された豊富な資料を元に限りなく創建時に近いものが復元できるのだと言う。要は完成すれば、単なるマスコットを超えて、史料ともなり得るわけだ。そこを意気に感じて募金しようとしたのが前回の話なのだけれど、市内各所に配布されていると言うリーフレットとやらが、なかなか見つけられないと来ている。少なくとも、一見しただけで簡単に入手できるようなところには置いてないような気がする。ただでさえ御殿なんぞ一般受けしにくそうなものなのに、史料性云々とか言ってもさほど関心は集められそうもないものなのに、広報活動がこんな調子で大丈夫なのだろうか。気がかりだ。

 ちなみにお城スコープは、名古屋城本丸御殿の建設完了をきっかけに、「復元御殿」フラグの設定を開始する予定。いつの話になるかはわからないけれど。

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