ジョニーは山上へ行った

 最近の山小屋界は日進月歩らしく、何とネット予約ができるところまで来ているらしい。びっくりした。世代の問題もあり、正直言って電話で宿泊予約と言うのは何となく苦手だったのだが、ネットなら話が早いのでさっさと白馬山荘の予約を済ませてしまった。もっともここ白馬山荘は、良い意味でおかしいので、他の小屋がこれに追従できるかと言えばとてもそうは思えないのだけれど。

 かくのごとく白馬行きの準備は着々と進んでいるのだが、ある意味一番重要なものの準備は遅々として進んでいない。トレーニングである。思えば昨年、的にしたのが相当手ごわいと思われる槍ヶ岳だったこともあり、主だったところでは、5月に御池岳猿投山、6月に宇連山摩耶山、7月に三ツ瀬明神伊勢山上蝶ヶ岳と、確実に場数とシミュレーションをこなしてきたのだが、翻るに今年は、4月に藤原岳、6月の初めに多度山に登っただけである。残念ながら多度山を数のうちに入れるのは厳しいものがあるので、なかったことにせざるを得ない。惨憺たる体たらくだ。これは間違いなく、悪魔のソシャゲにかまけているのが悪影響を及ぼしている。

 一応白馬決行まであと1か月はあるので、ここから巻き返しを図らなければと思い、今日は御在所岳にでも行こうかと思った。最近の御在所岳はヒルの生息域に飲まれつつあると聞いたので、ヒル下がりのジョニーまで用意していったのだが、湯の山温泉まで行ってみると、空模様が思いのほか芳しくない。麓は別に雨に降られているというわけではないのだが、山の稜線には低い雲がかかり、御在所の独特なスカイラインは全くうかがえないような有様。天気予報を見るに、今日は里で雨が降るような日ではなさそうだが、山は荒れそうな予報も出ていたので、さっさと諦めモードに入って引き返してきた。ついでに言えば、御在所ロープウェイが機械点検だとかで運休していたのも逆風と言えば逆風だった。

 さて、来週末は北海道行きの予定である。もちろん、どうせ北海道に行くのだからカムイエクウチカウシにでも登ってやろうぜなんて言うわけにもいかないので、海の日が絡む14日からの毎週末に一座ずつ登るつもりでいる。差し当たって14日は酷暑の時期に六甲山を縦走する予定を立てた。季節を変えて3回で全山を歩きぬくつもりでいるが、今回は須磨から摩耶山辺りまで歩く計画だ。本当は有馬側に降りて温泉に浸かりたい気もするのだが、1日でそこまで歩くのは、仕上がった神戸市民でも、ましてや加藤文太郎でもない私には無理な芸当である。まあ、宝塚側から歩くことにすれば多少可能性はあるのかもしれないので検討はしてみるが、六甲山縦走と言うと須磨から宝塚に向けて歩くのが多数派のような気がするので、これに倣いたい気持ちは強い。

 ちなみに今年の京都祇園祭宵々山・宵山は平日なので、近い時期とは言え最初から狙うつもりはないが、14日はこれを間近に控えた週末と言うことにはなるので、京都に宿を取る方針は従来通り。これで泊まるのがいろんなお風呂のあるルーマなら、いくらかは有馬温泉の慰めになるのだが、やはりこの時期にルーマを押さえるのはなかなか難しく、安心お宿に泊まることにした。と言うか、最近の京都はカプセルホテル類が充実しつつあるのに、ルーマに限って予約が取れない。安心お宿に泊まるのは、東京宿泊の試金石とすることも考慮すれば、それなりに意義ある試みなのだけれど、実際ルーマと比較してみると、何となく物足りなくなある。やはり、立地するのが観光エリアでないのは寂しい。いや、祇園祭の鉾なんかが並ぶ町中に近いので、この時期に限ってはある意味正解なのかもしれないが、大浴場と言う名の単なるでかい風呂があるだけっぽいのはいささか寂しい。

 ちなみに今シーズンの京の夏の旅の特別公開群はびっくりするほど不作っぽいので、ほぼほぼパスすることになりそうなのだが、そうした時に次の京都で狙いたい嵯峨野などへは、実は烏丸四条に近い安心お宿の方がアプローチしやすいという事実があるので、そういう利点に目を向けることにしたい。

 だいぶ話が脱線したが、六甲山後のことはまだ決まっていない。出撃のチャンスは実質2回しかなく、昨年の蝶ヶ岳遠征のようなことも考えにくいので、猿投山、御在所岳、三ツ瀬明神、伊吹山あたりから二つを選ぶことになるような気がする。いずれにせよ新味には欠けるので、気が向いたら福地山や蓬莱山と言うのもあるかもしれない。というか、運動強度的に食い足りなさはあるが、蓬莱山+αで良いような気もしてきた。

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