テーマ:京都

三条散歩

 3月になった。そろそろ今年の山も本格始動したいと思った。今年に入ってからは、2月中に石巻山に行った程度で、まだ山らしい山に登っていない。そこで狙いを定めたのは、京都の西に控える老ノ坂だ。古来、山陰道が通り、都から丹波路に抜ける最初の関門のような位置づけにあった峠である。見方を変えれば、都の結界の役割を果たす山だったとも言え、酒呑童子伝…
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寺と大根と私(後編)

 明けて翌日。初めに近鉄利用ありきの旅だけれど、近鉄で大阪から京都に行くのは少々効率が悪いので、最終的に北野白梅町駅付近を目指すことも踏まえて阪急と嵐電を乗り継ぐ。そしてたどり着いた北野白梅町の駅は、ちょっと見ない間にすっかり空が広くなっていた。  あらためて書くが、目的地は、以前にも行ったことがある千本釈迦堂こと大報恩寺。普段は…
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紅葉を見る会(後編)

 紅葉を見る会と銘打って京都周辺を歩いている今回の旅だけれど、せっかくの紅葉が言うほど紅くないのは何となくよろしくない。2日目どこに行くかはについては、現地入りするまでまるっきりノープランだったのだが、ここに来て少し思案する。当初は考えもなしに嵯峨・嵐山方面に行こうかと思っていたが、もう少し情報を集めてみようではないか。それでなくてもこ…
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紅葉を見る会(前編)

 桜を見る会を巡り、国会が大変喧しいことになっているようだ。何のひねりもない名前だけれど、意外と素朴な風雅さがあって良いものだと思う。時期が時期ならそのまま花見にでも出かけたくなるような、そんな響きがある。もちろん今は桜の時期ではないが、四季の移ろいを愛でる気持ちを忘れないため、紅葉を見る会に出かけることにした。ちなみに桜を見る会は参加…
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Winterreise of Kyoto(後編)

 夜というか夕方が早いのも京の冬の旅の困ったところではあるけれど、朝が遅いのも有り難くはない。翌日は、ルーマプラザからは至近のところにある建仁寺の塔頭を二カ所攻略するところから始めるつもりでいたのだが、変に朝早くから目が覚め、それなりに早い時間帯から行動を開始してしまったため、またしても時間のつぶし方に苦労した。意味もなく寺町の方まで行…
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Winterreise of Kyoto(前編)

 町中至る所寺だらけのイメージがある京都だが、意外に行く先々で仏像を拝観できるというような環境にはない気がする。そういうのはむしろ奈良のカラーである。思うに奈良の仏像群は、造られてから千年以上が経過し、一個のお寺の宝という次元を超越して国家の財産レベルまで上り詰めてしまっているので、秘仏として囲い込むのではなく、広く世間に公開している感…
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山登って外伝【京都一周トレイル・完結編】

 近年、京都を訪れる観光客は、年間で5000万人を超えるのだという。しかし、かの京都一周トレイルが、その実京都を一周していないことを知る人たちは多くはあるまい。由々しき事態である。京都一周トレイルは、その名に反して東山、北山、西山と言う盆地の三方を経巡りこそすれ、南側に蓋をする形になっていない。コース自体が存在しないのである。私も長らく…
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モミハンクロス

 今季はえらく早いころから紅葉狩り紅葉狩りと息巻いていた気がする。何のことはない、紅葉の訪れが早い涸沢を狙っていたので紅葉シーズンが長かったかのような錯覚に陥っていたのだけれど、その割に息をのむほどの紅葉には恵まれなかった気がする。例年通り?香嵐渓にも行ったし、東山植物園にも行った。悪くはなかったけれど、今年は色づきの鮮やかさで例年に一…
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バエルの呪い

 とある女お笑い芸人が言っていたが、人の心は俗に言う花鳥風月の順で、自然の美しさに心奪われていくのだそうである。かくいう私も最近になってようやく、花の美しさを愛でようという心境に到達しつつある。これまた「花は桜木、人は武士」と言ったもので、花と言えば桜くらいしかわからなかったのだが、ちょっと目先を変えようという気になり、京都大原三千院に…
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金と銀

 この記事を書いている最中、栗城史多氏の訃報が伝えられている。登山家と言って良い人物なのかどうかは良くわからないが、体調不良の状態で超高所にとどまったのが原因の低体温症で死亡したとも言われている。仮に彼が登山家だとするならば、誠に不名誉な最期だったということになるのかもしれない。素人の私がやろうとして早々に諦めた愚挙を、よりによって世界…
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流れ流れて生駒テラス

 最近ちょっといい感じの高原リゾートのテレビコマーシャルが流れており、気になっていた。その名も「びわ湖テラス」という。名前からして滋賀県のものと言う感じはするが、詳しくはどこにあるのかと調べてみたら、蓬莱山の主稜線上にあるのだという。いつか登った武奈ヶ岳の隣みたいな山で、そんなに山深くにあるわけでもないが、標高は1000mほどになる。蓬…
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光のどけき春の日に

 東海自然歩道西部最後の区間は、いやにあっさり終わってしまった。本来であれば前回歩行の後半につなぐコースだったのを1日で歩くことにしたので、当然と言えば当然ではある。が、序盤のコース設定の良くわからなさと相まって、やり遂げた感が希薄なのは困ったものである。まあ、済んだことをくよくよしても仕方がない。今回の旅のもう一つのテーマ、花見を始め…
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旅に病んで(後編)

 来年のNHK大河ドラマは「西郷どん」なのだそうだ。正直言って、さほどの興味はない。本当に、大河ドラマは戦国と明治維新を繰り返し、その間に申し訳程度に平安・鎌倉・室町時代頃の題材を挟んでくる傾向が顕著なのに閉口するが、しかしまあ、また維新物の大河をやるという情報に接したのを一つのきっかけとし、今回の京都行では幕末維新にちなむ史跡を中心に…
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旅に病んで(前編)

 先の週末は、ついに東海自然歩道を高槻から箕面に向かって歩くつもりでいたのだが、ままならないもので体調を崩してしまった。先日の恵那コースが祟ったのか、風邪気味である。喉が痛い。もちろん病気の兆候を感じた時点ですでに計画はあったので、病院に行って薬をもらったのだが、治りきらなかった。というか、抗生物質をもらって服用していたのだが、その副作…
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狩りの季節

 駅の思い出を集めるという名目で人を旅へと駆り立てる悪魔のソシャゲが世に出てから久しいようだが、またしても詳細のよく分からないコラボイベントが開かれている。聖地巡礼に沸く関東・関西のそれぞれ10駅に行くと(ゲーム上で)豪華粗品をもらえるのだそうだ。ちょうど滋賀県平定に王手がかかった状態のまま放置していることだし、京都の紅葉が盛りを迎えよ…
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嵐山

 夜が明ければ、台風一過の青空が広がっているはずだった。嵐は夜のうちに過ぎ去り、街は平静を取り戻しているはずだった。少なくとも、暴風の吹き荒れる状況は確かに終わりを迎え、ビルの階上から見下ろす限り、人々は一見普通の一日を迎えようとしているようだったが、超大型といわれた台風が残した爪痕は、決して浅いものではなかった。  今日の予定は…
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嵐と火祭り

 京都の名のあるお祭りは、断じて日取りの変更を行わない。カレンダーの並びを見て、「土日だからこの日開催な」なんてことはしない。毎年10月22日にやると言ったらやるのである。だから時代祭の夜に鞍馬の火祭りがあるということも起こるし、台風だろうがなんだろうが、とりあえず火祭りはやるということも起こり得るのである。  そんなわけで10月…
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時にはこんな京都を

 10時間山行、炎暑の屋外観光が続き思いのほか体力の消耗が激しい。おまけに昨夜はサウナ仮眠室泊まりと疲労もたまってくるが、そんな中で迎える京都の二日目。当初の予定で行くと山鉾巡行見物の日だったのだけれど、なんだかあまり余力もない。巡行のスタート地点となる四条烏丸交差点付近に陣取ってその障りの部分だけを見物した後、京の夏の旅の対象施設の一…
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コラボ企画にも乗るっ

 摩耶山登山京都旅の最終盤に導入した位置情報ゲー「駅メモ」が京都市営地下鉄コラボをやっているのだそうである。ちょうど祇園祭シーズンでもあるし、槍ヶ岳登山のダメージも癒えきらないまま、帰宅の翌日に今度は京都へ足を運んだ。もちろん、京都に至るまでのすべての駅を取っていきつつ。  このイベントで最終的に得られる報酬は、太秦萌さんだという…
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定例・かなでチャレンジ

 毎年のことなのだけれど、この時期には都のかなでというイベントに応募するのが年中行事となっている。10月くらいに上賀茂神社で開かれるクラシックのコンサートのことで、JR東海が催している。本来京都はJR西日本のシマなのだが、この種の対外的に観光客を呼べるイベントごとは東海が力を入れており、西の存在感は希薄な感じがする。  深まる秋を…
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葵祭路頭の儀

 足は傷んだけれど、今回の東海自然歩道歩行はいくらかの余力を残して終わった。まずは信楽高原鉄道で貴生川駅まで引き上げる。半端と言えば半端な時間帯ではある。急ぐ必要はない。貴生川から京都まで改札を出ずに移動することは可能だったが、時間稼ぎ的な意味も込みで切符を買い直し、次の京都行列車を待った。日中は暑かったが、この季節の夕方は空気がひんや…
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山登ってみよう【京都一周トレイル・東山コース・完結編・後編】

 10:03、ねじりマンボを通過。らせん状に積まれたレンガが、他にはないマンボ感を出していて、異界への入口のようでもある。前回のセクションウォークでは、ここから第2回目が始まったのだ。ここまでの歩行時間はまだ2時間半に少し足りない程度なのであまり疲れたと言う感じはないが、新品の足でないのもまた確かだ。今日のメインは比叡山ではあるけれど、…
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山登ってみよう【京都一周トレイル・東山コース・完結編・前編】

 このご時世に不思議な気はするのだが、京都一周トレイルの歴程は、ネット上で見つからない。wikipediaに関しては、京都一周トレイルのページすら見つからない。ただ、何となく東山コースが核となって成立した物なのではないかと踏んでいる。何と言っても、京都人にとって最も身近な山であろう東山三十六峰を辿るのだから、非常に象徴的な意味合いを持つ…
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天地名刹

 二日目に狙っていくのは、金戒光明寺、聖護院、知恩院。できれば妙法院にも回りたかったのだけれど、ここはちょっと方向が違う。どちらかと言うと、前回で回った建仁寺や高台寺、西福寺に抱合せるとちょうど良さそうな位置でもある。残念だけれど、次の機会に繰り越すことにし、まずは金戒光明寺へ。  前にこのお寺に来たのは昨年5月の末のことだった。…
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村雨城の謎

 今調べてみたのだが、初代ファミコンのディスクシステムが発売されたのは、1986年のことだったようだ。ファミコンソフトが爛熟期を迎えるのが1980年代末のこと。一方ファミコン自体の発売が1983年のことなので、なんだかんだで10年近くも続いたハードとしての寿命のうち、かなり早い時期に売り出されたものだったようである。鳴り物入りで登場した…
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華氏32(後編)

 偶然か必然か、嫌な予感は的中し、翌朝目を覚まして食堂で飯を食べようとしたところ、窓の外が吹雪いているのが見えた。今日の行程は波乱含みとなることが予想された。  今日見て回る予定なのは、建仁寺久昌院、西福寺、高台寺。ルーマプラザを起点にした半径1㎞ほどの範囲に収まる寺ばかりだけれど、建物の中から見た荒れ模様の印象とは対照的に、道端…
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華氏32(前編)

 この冬最強とささやかれる大寒波が列島に忍び寄る中、京の冬の旅・前半戦決行のタイミングがやって来た。まったくうまくしたもので、この毎年のイベントは青春18きっぷシーズンの終了とともにやって来るよう設定されているらしい。従って今回は、ごく普通に電車賃を出しての京都行となった。通常考えられる京都行ルートだと、ただでさえ積雪量が多く雪に弱いと…
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地下鉄に乗るっ VS 歩くまち京都

 この冬の京都旅の本命は、年が明けての京の冬の旅となる予定だ。前回は今ひとつ琴線に触れるものがなかった印象だが、今回は根こそぎに近く回ることになりそうである。大まかに言って、太秦、壬生・二条、東山、六波羅の四方面に分かれているので、いずれにせよ一回で片が付くものとは思えないが、スタンプラリーも込みで、コンプリートは目指してみたいと思う。…
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京は燃えているか

 よく言われるように、京都は夏暑く冬寒い。気候が落ち着く春と秋は観光好適のシーズンと言える。が、秋は、好適過ぎて夥しい数の観光客が集まってくる。酷いことになる一因は紅葉にあると言っても過言ではないだろう。ホント秋の京都は地獄だぜ!  よく訓練された観光客の私は、そんな紅葉シーズンの京都にも逃げることなく挑む道を選んだ。目指すは、有…
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山登ってみよう【京都一周トレイル・伏見・深草ルート】

 京都一周トレイルは、盆地の町・京都を取り囲む山につけられたハイキングコースだ…と始めるのも久しぶりな気がする。と言うより、二度とこの書き出しを使うことはないだろうと思っていた。京都一周トレイルの歩行は、昨年初夏に西山コースを歩き切って、いちおうの完結は見ている。京北コース、あとは自己満足でしかない「南平地コース」もいつかやろうと思って…
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