テーマ:18きっぷ

雪国の春・その3

 旅の二日目は、まず新潟から関東に復帰するのが第一段階ということになる。これを在来線頼みで実現することになるのだが、群馬県に入ってからの水上駅がボトルネックとなるためか、早発しようが多少遅かろうが、結果に差はないということが分かった。7時過ぎの列車でまずは長岡を目指し、その後はそのままの流れで水上まで行けば良かったのだけれど、気持ち早め…
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雪国の春・その2

 フラワー長井線は盲腸線なので、来た道をそのまま引き返す。ついさっき通ったばかりのような道のりだし、普通なら飽きてしまいそうだけれど、沿線ののどかな風景を眺めていると、こういう旅も良いかなと思えてくる。などと旅情に浸っていたら、途中の駅から何かの団体が大挙して小さな車両に乗り込んできた。一両編成でもがら空き状態だった車内は、俄かに騒々し…
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雪国の春・その1

 新潟県。かつて戦国の名将上杉謙信を輩出したこの地も、現在では見渡す限りの水田が広がり、国内有数の穀倉地帯となっている。言葉のあやとかでなく、新潟県は本当に広い。この広大な新潟の地を舞台に、現在を生きる私は、駅を巡る戦いを開始しようとしている。  駅メモによると、2020年現在、新潟県内には198の駅が存在することになっている。他…
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九州完結の旅・その5

 最終日。今回の旅の大目標は九州平定にあったので、昨日の福岡制覇をもって当初の目標は達成されたことになるのだけれど、ついでにもう一つ片づけておきたい案件があった。山口県平定である。一般に錦川鉄道が最大の難所とされる山口県だけれど、これは前回の九州旅行のついでに片づけている。その結果、美祢線だけが残った。  美祢線もまた、すでに乗っ…
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九州完結の旅・その4

 それなりに得るものもあったところで、石炭産業科学館を後にした。再び大牟田駅前まで歩き、今度はバスで宮原坑へ。こちらも車で駅から20分弱かかる距離だとされているが、歩いて歩けないほどの距離ではなさそうだった。ただ、今度は時間短縮のためのバス利用である。  宮原抗は、郊外の原野みたいなところにある様子を想像していたのだけれど、意外に…
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九州完結の旅・その3

 翌日は、旅先にしては珍しく遅めの時間帯に起き出し、熊本駅を出発した。鹿児島本線の車内から韓々坂駅をひっかけたのを合図に、レーダーで池田駅を取って熊本県全駅制覇も完成した。今日はこの後、この調子で福岡県制覇も狙っていくのだけれど、要するに筑豊本線周辺の10駅余りを取り残しているだけなので、そんなに時間はかからないはずだった。そこで、道中…
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九州完結の旅・その2

 あと熊本で残るのは肥薩線とくま川鉄道のみとなった。いずれも列車本数が多いとは言えない路線だが、前者については特に本数の少ない人吉以南区間を先にアイテムでやっつけているので、どうにか今日の日程に織り込むことができた。そうは言っても、熊本から人吉までが思いのほか遠い。八代までは比較的速やかに進めるのだけれど、まず八代駅で乗り継ぎ待ちが発生…
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九州完結の旅・その1

 私のような、とりあえずどこかに出かけられれば良いというタイプの人間にはさしたる問題にはならないのだが、例のゲームがある程度進捗してきて全駅制覇を真剣に考えだすと、旅行のついでにゲームをするのではなくて、ゲームのために旅行をするようになってくる。私はすでにこのステージにまで進んでおり、そうした甲斐もあって地方制覇も順次完了するような状況…
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城崎にて

 青春18きっぷの残り2回の使い道を考えていた時、例のゲームが城崎イベントを開催するという情報が舞い込んできた。ゲーム内報酬がもらえるのに加え、城崎温泉駅近くの観光案内所か何かに行くと、特性タオルがもらえるのだそうだ。ちなみに、タオルにあしらわれているイラストはなぜか鉄道むすめらしいので、どうも一貫性のないイベントのように思えなくもない…
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8年目の春に・その8

 もともとの予定だと、この旅の最終日は秋田内陸鉄道を走破したのち、盛岡まで抜け、IGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道で八戸まで進んだあと、東北新幹線と東海道新幹線を乗り継いで帰る計画となっていた。これで初日にわずかの取り残しがあった青森県をコンプリート出来るし、二日目に大館からレーダーを撃ったのも、奥羽本線鷹巣駅から秋田内陸鉄道に進む方針を…
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8年目の春に・その7

 11:09、五能線の旅本編が始まった。すでに触れた通り、途中で乗り継ぎ待ちのために2時間近い待ちが生じるのも併せて、この路線の終着である東能代駅に着くのは16:19のこととなる。何百kmと移動するわけでもないのに全線走破に一日仕事に近い時間を取られるのは、知ってる限りでは飯田線に近いものがあるのだけれど、飯田線ほど駅間距離が短く駅数が…
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8年目の春に・その6

 だいぶ前の紅白歌合戦だったと思うが、何とかいう名前の演歌歌手が、自分の持ち歌に「五能線」という歌があるのを話していた。青森県の五所川原と秋田県の能代を結ぶ路線だから五能線という、ありがちな名づけをされた路線ではあるけれど、歌の題材になるくらい風光明媚な路線らしいというのは印象に残り、地図でどこを走っているのか調べてみたことがある。結果…
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8年目の春に・その5

 昨日は、ぐっすりとは眠れない夜行バスでの旅が終わるや否や、一日に渡る移動を続けた。今日は今日で、朝一番から動き出している。当然、眠い。ようやく走り出した津軽線の窓の向こうに見える風景は、目を見張るほどの絶景というわけではない。まさに牧歌的と呼ぶにふさわしい、田舎町のそれだ。まどろむような光景が続く。昨夜の久慈は凍えるように寒かったが、…
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8年目の春に・その4

 駅メモのゲーム上、青森県の登録駅は全172駅となっている。もっと少ない県がある一方、もっと多い都道府県もある。要するに平均的な数と言える。路線図上の線形に注目すると、隣接県に出ていく箇所が意外と多く、かつ離れているのが県コンプを目指す上で厄介と言えば厄介である。狭義での盲腸線とは違うので、A路線で他県に出た後、県外でB路線に入って再び…
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8年目の春に・その3

 以前の私の旅では、たいていの場合まっぷるのロードマップを持参していたのだけれど、スマートデバイスの普及に伴い、めっきりそういうこともなくなった。いちばん最近使ったのは、たぶん北海道旅行の時だと思う。北海道くらい広域を移動する旅ならロードマップの持ち味が生きてくるのだけれど、鉄道+徒歩移動がメインの旅だと、スマホなどからデジタル地図を開…
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8年目の春に・その2

 気仙沼駅から先は大船渡線に入る。一関から気仙沼までの間の大船渡線は、普通に線路が現存している。前回の旅ではこのルートをたどったのだが、とどのつまり気仙沼から先はBRT化しているので、今回の旅においては気仙沼駅でバスからバスに乗り換える形となる。ちなみに、バスだろうと何だろうと、JRの鉄道路線と言う位置付けに変わりはないため、普通に18…
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8年目の春に・その1

 テレビのニュースでやっていたが、岩手県大槌町の、津波被害を受けて破壊された旧役場庁舎が、取り壊されるのだそうだ。津波をはじめ、地震の猛威を受けて破壊された建物については、震災遺構として保存の動きがあるのと同時に、被災体験を持つ地域住民からは撤去を望む声も上がっているのだという。震災で破壊された建物を見るにつけ、辛い記憶が呼び覚まされる…
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ただ犬吠埼に行きたいだけの旅

 去る南海道の旅の計画を立てていた時、串本駅での待ち時間に潮岬に行くことができないか検討し、結局だめだと分かった一幕があった。その時以来、どこか最果て感のある駅に行ってみたいと思ったのだけれど、ふと思い当たったのが犬吠埼である。犬吠埼には、何となく東の果てと言うイメージがある。実際には、関東以北の日本列島は北北東方向に延びているので、関…
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追鯨・その5

 古来、土佐の国は流刑地だった。過去数度に及ぶ高知旅行の中で、私自身その実感を強めている。もともと四国のイメージと言うと、瀬戸内海沿岸に位置する香川県の開放的で低平、気候も温暖と言う、どちらかと言えば穏やかな土地柄を思い描いていたのだが、その実高知県は他地域と平地でつながっておらず、海と四国山地によって隔絶されている。甲浦から室戸岬を経…
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追鯨・その4

 13:50。高知県内に入って十数駅。後免駅で土讃線を降りた。今日の本番はここからだ。とさでんの路面電車に乗り換え、未取得の同社路線に属する駅…と言うか電停を取る計画である。高知市を中心に周辺市町に路線が伸びているが、驚くべきことに今日の的となる電停の数は70以上に及ぶ。路面電車に乗りながらこれだけの数を集めていくのは、実は大変な作業で…
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追鯨・その3

 翌朝。どうにか寝過ごすこともなく、未明の和歌山の町へと出発することができた。幸いなことにホテルのある所から和歌山港までの道順はそんなに難しくないし、最悪南海の線路伝いに歩いていけばフェリー乗り場にたどり着くことはできるはずだ。その線路を逆にたどれば、和歌山市駅に行く着く。駅前に行けばもしかしたらタクシーがいるかもしれないと言う考えも浮…
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迫鯨・その2

 太地駅で小一時間ほど列車を待った後、次は串本駅まで移動。もちろん今日のゴールは和歌山市、それも和歌山駅ではなく和歌山市駅の方なのだが、なにしろ紀勢本線は長い。全行程から見ても半分あまりまで進んだ太地からでも、乗り換えなしで一気に和歌山市内まで走りぬく普通列車と言うのは存在せず、なお乗り継ぎを強いられる。その第一が串本駅と言うわけだ。一…
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迫鯨・その1

 wikipediaによれば、紀伊半島は日本最大の半島なのだそうである。総論について異を唱えるつもりはない。何しろ、地図上で見る紀伊半島は確かにでかい。他にこれほどの大きさを誇る半島が国内に存在しないことも自明である。ただ、大きすぎて半島感が希薄なのに加え、紀伊半島の範囲を単純明快に定義する基準も存在していないというのも実情らしい。反面…
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冬の長征

 この冬の青春18きっぷは、12月10日から利用期間が始まった。そして、発売期間はそれよりも幾分か早い、12月1日に到来していたのだけれど、実際に購入したのは12月10日のことだった。もちろん旅に出るつもりがないからそうなったのではなく、どのみち初回が年末近くになるからと言うだけのことなのだが、今日ようやく年明けにかけての諸々の旅計画が…
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鉄血のメモリーズ(後編)

 最終日。一応、カプセルホテルの無料朝食を食べてから出発する。最近はどうかわからないが、東横インあたりの無料朝食と比べればおかずの品目はずっと多く、かつ質も高い。ルーマのように特色ある朝食と言うわけではないけれど、結構いろんなものを選べる。例によってビュッフェ形式なのでおかわりも自由だ。内容が充実しているのは、サウナの客用には有料で供さ…
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鉄血のメモリーズ(中編)

 翌日。山口をスタート地点としたことで旅程の組み立てに難儀することになったのがこの日である。山口県内で立ち寄り先を賄うのが厳しい状況であることは先に触れた通りだが、結局ここで未回収の駅の思い出を集めに行くことにした。  まだ夜も明けきらない新山口駅を出発し、山陽本線でまずは小野田駅まで移動。そこからその名も小野田線に入る。この辺り…
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鉄血のメモリーズ(前編)

 毎年10月は、鉄道の日記念旅の季節である。それは今年も変わりがない。しかしちょっと勝手が違うことになったのは、高山納めをわりと遅い時期にやることにしようとしていた関係で、鉄道旅の日も玉突きで後ろの方にずれ込んでしまったことによる。要するに、秋の乗り放題パスの最終日まで旅をすることになった。きっぷの通用期間終了は日曜日に当たる。いつもは…
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不通列車の旅・その3

 福島県と新潟県を結ぶ路線で、只見線と言うのがあるらしい。隣り合う二県だけれど、特に新潟県が大きいので、只見線については会津地方と魚沼地方を結ぶ路線と言った方が的確なのかもしれない。魚沼地方は国内有数の豪雪地帯で、県境の山地付近も冬季には夥しい量の積雪があるようで、だからこそ只見線は地元の人たちの重要な生活の足となっているのだそうだが、…
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不通列車の旅・その2

 小高駅でバスを降りたのは、私のほかには一人がいただけだったようだ。それも駅の近隣の住人だったのか、私が駅周辺の地図を見ているうちにその姿も見えなくなってしまった。それ以外には、出歩く人の姿もない。もともとそんなに人の多そうな地域とも思えないし、用もなく歩いて回るには厳しい暑さと言うこともあるだろう。まさか、私が知らないだけで外出が規制…
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不通列車の旅・その1

 私が青春18きっぷの旅を始めたのは2005年のころとである。今は幾分か鳴りを潜めたところもあるが、初期には城巡り旅の色彩が色濃かった。今はどちらかと言うと、主だったところを行きつくしてしまった段階と言うのもあって、城巡りはトーンダウンしているが、そんな中で、福島県の小高城は比較的早い段階で攻略目標に上がっていた。この地域を代表する戦国…
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